こんにちは!
札幌の建設会社・アラヤ工業です。
一昔前、3Kという言葉がありました。
「きつい」「汚い」「危険」な職場のことです。
その筆頭、建設業。
現在はどうなのか、整理をしてみたいと思います。
3K業界の今
「きつい」「汚い」「危険」の3K業界。
看護師、介護士、警察官、建設、土木、清掃業
こうした仕事が3Kとして認識されていました。
夜勤があって肉体的にきつい
屋外での肉体労働できつい
油や泥にまみれて汚い
高所での作業が多くて危険
今でもまれに、トンネル工事の現場で事故が起きたり、介護現場の労働環境が問題になったり・・・
3K度0%とはいかないようです。
ただ、3Kと言われていた状況は、今では劇的に改善されています。
建設業界に入って感じたのは、「安全意識の高さ」と「働きやすい環境づくり」です。
◇安全意識の高さ
現場では、必ず朝礼で安全項目の確認を行います。
初めて現場に入る人間に対して、別個に現場の注意点を教育します。
また、危険を伴う作業に関しては、技能講習や特別教育の受講を義務付けています。
見て覚えろ、どんどん働け!
そんな雰囲気は一切なく、事故が起こらない現場づくり、事故を起こさない意識作りが進んでいます。
3Kと言われていた反省を踏まえ、業界全体で取り組みを続けた成果でしょう。
また、建設機械が進歩したことで、作業がだいぶ楽になったそうです。
ベテラン社員ほど、台車でセメント板を運んでいると、
「昔は手で働いてたんだぞ~」みたいなことを言います。
◇働きやすい環境づくり
「安全」とも関わりますが、働きやすさはかなり改善しています。
単純な労働力ととらえ、馬車馬のように働かされたのでは、人材は集まらない。
長く続け、経験やスキルを高められるよう、工夫がされています。
昼の休憩と、午前午後のブレイクタイムが確保されているのも嬉しいところ。
新3K職場って何!?
劇的な改善が進む3K業界。
建設業の人間としては嬉しいですし、アラヤ工業としてもさらに働きやすい職場にしていこう!と気合いが入ります。
ところで、最近は「新3K職場」という言葉が生まれていることをご存知ですか?
(精神的に)きつい、帰れない、(ノルマが)厳しい
こうした職場を、新3Kと呼ぶそうです。
代表格は、IT業界。
システムエンジニア(SE)の友人が数名いますが・・・
残業時間が月100時間を超えるのは当たり前
依頼先の会社に軟禁状態で休みが取れない
引き継げる人員がいなくて辞めさせてもらえない
これが業界のスタンダードらしく、
過労死しちゃうよ!!と衝撃を受けました。
電通もそうですが・・・新3Kはホワイトカラーの職業に多いのですね。
働き方を考えるうえで気になるキーワード=3Kについて、建設業界の視点でまとめてみました。
もしも転職を考えられているなら、考慮した方が良いでしょう。
ちなみに、こちらのサイトに3Kの現状についてわかりやすく書かれています。
こうした認識が広がると嬉しいですね!
参考:誤解だらけの3K業界